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世界の同性愛事情がえげつなくてショックを受けた件【米ゲイクラブ銃乱射事件】
投稿日時:2016/6/13 閲覧数:4241 風俗・AV関連のエロニュース コメントはまだありません

2016年6月12日、アメリカのフロリダのゲイクラブで銃乱射事件が発生し、50人の方が亡くなりました。
(2016年6月13日夕方現在)
このニュースを見て、「容疑者許せねえ」と思ったと同時に、ゲイクラブが襲撃場所であったことにちょっと引っかかりました。
そして、オバマ大統領のこの発言。
オバマ氏はナイトクラブが同性愛者の集う場所だったことを念頭に「性的少数者(LGBT)の友人たちにとって悲痛な日となった」と語り、ヘイトクライム(憎悪犯罪)であるとの見方をにじませた。
(引用:「性的少数者の友人たちにとって悲痛な日となった」…オバマ大統領が数日中に捜査結果を公表へ)
犯人は同性愛に批判的で、あえてこの場所を狙ったのだろうか?
(現時点では事件の動機は不明。)
無知な俺はこのニュースをきっかけに世界では同性愛がどう思われているのか知りたくなりました。
過去にニューハーフやらゲイやらの風俗店に関する記事を書いていたこともあり(これとか→ニューハーフやゲイ風俗に興味深々ですまない!ニューハーフ店厳選3選他)、単純に興味が湧いたのです。
そこで、全知全能のGoogle先生を使って世界の同性愛に対する考え方をちょっと探ってみました。
一応言っておきますが、本当に上っ面だけです。
こんな重たいテーマ、有識者でもない底辺リーマンの俺が何か主張することはできません。
よって、同性愛者が今後どうやって生きていくべきか、どうやって周りにカミングアウトするべきか、どうすれば社会的にもっと受け入れられるようになるか……なんて答えを求めている人が望んでいる答えを出している記事ではありません。
役立たずですみません!
ちょっとシリアスモードなので、いつもみたいなアホな記事が読みたい方は、人気記事ランキングや最新記事一覧から適当な記事を選んでくださると嬉しいです。(宣伝)
◆アメリカでゲイクラブが襲撃された事件について◆
事件の概要はニュース記事を読んだ方が早いのですが、要点だけまとめておきます。・2016年6月12日、アメリカのフロリダ州オーランドにある同性愛者向けナイトクラブ(ゲイクラブ)で銃乱射事件が発生。
50名が死亡、53名が負傷する。
・容疑者であるアフガニスタン系アメリカ人のオマル・マティーン(29)は警察に射殺される。
・容疑者は犯行前に緊急電話番号の911番に電話をしており、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」への忠誠を誓っていたことが分かっている。
・容疑者の父親は同性愛嫌悪が犯行の動機だった可能性があると語っている。
・父親はマティーン容疑者が最近、フロリダ州マイアミ(Miami)の路上で男性同性愛者2人がキスしているのを見て激高していたと話した。
なお、「事件は宗教とは何ら関係ない」と強調している。
・マティーン容疑者妻曰く、夫は日頃から短気で暴力的だったが、宗教に対する信仰心には厚くなかった。
・IS関連メディア「アマック(Amaq)は「フロリダ州オーランドの同性愛者向けナイトクラブを標的にし、100人以上の死傷者を出した攻撃は『イスラム国』の戦闘員によって実行された」とする簡潔な声明を出している。
引用元記事→米ゲイクラブ銃撃容疑者「ISに忠誠」 同性愛嫌悪が動機の可能性も
まあ、こんなところでしょうか。
どう見ても許せないテロ事件です。
問題なのは、襲われたのがヒスパニック系のゲイの人々が多く通うゲイクラブであったこと、そして容疑者が同性愛者に対して憎悪の考えを持っていたらしいこと。
現在のイスラム原義主義は同性愛が禁忌であることはよく知られています。
(これすら、俺は知りませんでした……。)
今回の件は、ひょっとしたらアメリカだけでなく世界でも揺れる問題になるかもしれません。
◆世界で同性婚が認められ始めてはいるけど……◆
昨今、世界各国で同性愛が認められつつあります。キリスト教の影響を受けた欧米諸国では伝統的に、同性愛は性的逸脱であるとしてきましたが、近年のヨーロッパではイギリス、フランス、オランダ、スペイン、デンマーク、ノルウェーなどで同性婚が認められてますし、アメリカでもカリフォルニア州やニューヨーク州など一部の州で同性婚が認められました。
カナダは全面的に認められています。
同性婚が認められる国・地域
オランダ、ベルギー、スペイン、ノルウェー、スウェーデン、ポルトガル、アイスランド、デンマーク、フランス、南アフリカ、アルゼンチン、カナダ、ニュージーランド、ウルグアイ、イギリス、ブラジル、米国、メキシコ、ルクセンブルク、アイルランド、グリーンランド(デンマーク自治領)、エストニア、コロンビア、フィンランド(2017年より
(引用:世界の同性婚)
また、ベトナムは2015年の1月1日より事実上、アジアで初めて同性婚が認められている国
になりました。
(法的な婚姻ではないものの、同性同士での結婚式をする事が禁止から容認へと変わったとのこと。)
登録パートナーシップなどを持つ国・地域
フィンランド、グリーンランド、ドイツ、ルクセンブルク、イタリア、サンマリノ、アンドラ、スロベニア、スイス、リヒテンシュタイン、チェコ、アイルランド、コロンビア、ベネズエラ、エクアドル、オーストラリア、イスラエル、ハンガリー、オーストリア、クロアチア、ギリシャ、マン諸島(英王室属領)、ジャージー諸島(英王室属領)、ジブラルタル(英国領)、マルタ、エストニア
※デンマーク、スウェーデン、ノルウェーにおいては登録パートナーシップ制度にあるカップルが同制度にとどまることは可能だが、新規にパートナーシップを登録することは不可。
(引用:世界の同性婚)
日本はどうかと言うと……。
日本の人口約5%がLGBTらしいのですが、現在同性婚は法的に認められていません。
※LGBT……(レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(心と体の性が一致しない人)
しかし、東京都渋谷区が日本で初めてLGBTカップルに「結婚に相当する関係」を認める証明書を発行したことで知られたように、今後どんどん同性婚に寛容になる動きが出てくることは想像に難くないと思います。
ちなみに、全国で初めてLGBTカップルで「パートナーシップ証明書」を受け取ったのは元宝塚歌劇団の男役の東小雪さんと恋人の女性のひろこさん。
(引用:渋谷区、同性カップルにパートナーシップ証明書を初交付 「家族と認められて感激」【動画】)
彼女たちは東京ディズニーリゾートで初のLGBT同士の結婚式を挙げたことでも有名。
(引用:第1回 東京ディズニーリゾート初の同性結婚式)
頭固い日本でもLGBTの人がより生活しやすい環境を整えつつあるのです。
これは良いことですよね!
◆同性愛者に対して日本では考えられないぐらい残酷な地域もある◆
でも、世界では未だに同性愛が認められていない国も多いことは事実。ネットでちょっと調べてみるだけで、かなりショッキングな事実がどんどん出てくるのです。
その傾向が顕著なのが、イスラム教徒による性的マイノリティー迫害問題。
●イラン
被疑者が同性愛の事実を認めた場合死刑を含む刑罰で罰せられる。
●エジプト
船上ゲイ・パーティーの参加者全員逮捕
●ガンビア
ガンビアの現大統領であるヤヒヤ・ジャメはイスラーム原理主義者としても知られ、同性愛者に対して激しい憎悪を燃やしている。
2008年5月には、国内の同性愛者に対して国外退去か死刑かを選ばせる通告を発した。
●イスラーム過激派組織「イスラム国」(ISIL)
同性愛者30人以上を殺害しているとされる。
(引用:イスラーム教徒による性的マイノリティー迫害(Wikipedia))
(((( ;゚Д゚)))
リンク先を読んでもらえばわかりますが、イスラム教の国全部がセクシャルマイノリティーに対して苛烈な対処をしているわけではありません!
ですが、同性愛者であることが公にバレるだけで、死刑になってしまう国があることも事実。
他国の宗教の教義を俺たちがとやかく言うことはできませんが、世の中ではまだまだこういう事実があるんですね……。
また、国ごとの「道徳的に同性愛を受け入れられるか?」というアンケートの結果もあります。
半数以上が同性愛OKというのがチェコ・スペイン・ドイツの欧州国家。
反対に、9割以上が受け入れられないという国はチュニジア・インドネシア・ウガンダ・パレスチナ・ヨルダン・エジプト・ガーナなどイスラム圏に集中してる。
日本は同性愛OKと同性愛NGが30%台という結果となっている。
(引用:「同性愛を道徳的に受け入れられるか?」 日本は安定のどっちつかず…【海外の反応】)
今回の事件の容疑者は「宗教に厚い人物ではなかった」と身内が証言していますが、宗教問題だけでなく、個人的な考えで同性愛は受け入れられないと考えている人が世界にはまだまだ多くいるようです。
昔に比べれば遥かに環境が良くなってきているのは事実ですが、やはり難しい問題なんですね。
◆誰もがエロを満喫できる世界になってほしい◆
世界ではまだまだセクシャルマイノリティーに対する差別がなくなっていません。じゃあどうすれば良いのか……なんてことは俺にはわかりません。
ですが、ここまで調べて思いましたが、
イスラム教国の一部が同性愛に対して極端に厳しいからと言って、「イスラム教徒は危ない」と差別してはいけません。
それでは同性愛者というだけで、差別するやつらと同じだと思うのです。
そもそも事件の動機は未だに不明です。
今回の件で短絡的にイスラム教を危険視することは間違っています。
今後無数の質問がイスラム教徒に浴びせられるだろう。「イスラムは同性愛をどうみる?」イスラム教徒は「神によって禁じられている」としか答えようがない。こう答えた瞬間「お前はあのテロリストの仲間だ」と断定される。今回の銃撃は、イスラム教徒と世俗化した西欧社会の関係を破綻させる危険がある
— masanorinaito (@masanorinaito) 2016年6月12日
俺が言いたいのは、これだけ。
そして、この事件をきっかけにこんな事態にならないことを祈るばかりです。
LGBTの人も含めてみんなが安心してセックスができる世界になりますように!
これがこのブログを運営している俺の切なる願いです。
終わり